プレゼンが得意な人と運転が得意な人の共通点とは?
/ドライブが好きな人は、コーナーの曲がり方を知っています。多くのドライバーがブレーキをかけたり、ゆっくりと曲がる一方で、腕のいいドライバーはコーナーを曲がった直後に加速します。同じようなことが優れた講演者にも言えます。
どんなにベストを尽くしても、プレゼンテーションやセミナーは予定通りにはいきません。私たちは皆、観客からの予期せぬ質問や、難しいテクニックが必要な場面、もしくは単純なミスといった形で曲がり角に直面するのです。スムーズにゴールまでたどり着くかぎは、優れたドライバーのように、カーブを通じて力を入れることです。
もし、プレゼンテーション中に答えを知らない質問をされたら、すぐにそのことを認め、質問した人にEメールを通じてあとからフォローをしましょう。答えを知っていても説明に時間がかかると判断したら、プレゼンテーションが横道にそれないように意識します。いったん要点をわかってもらってから(もしくはプレゼンテーションの後で)詳しく説明すればよいのです。
もし、パワーポイントがダウンしてしまったとしても、あなたのプレゼンテーションにブレーキをかけないようにしましょう。ハンドアウトだけでもあなたの勢いを維持するのに十分です。
何よりも覚えておいてほしいことは、小さな間違いや何か言い忘れてしまっても、観客はおそらくそのことに気付きもしないということです。終盤に向けて勢いをつけ、問題には必要に応じ、都合のいいタイミングで対応しましょう。結局は、あなただけが最初から最後までのプレゼンテーションを心に描いているのです。そもそも観客は”予定のプレゼンテーション”を知らないのですから、それらを”聞き逃す”ことなどできないのです。
プレゼンテーションはインターステート15を走る日曜日のドライブのようなものではありません。あなたのプレゼンテーションと観客は動的です。道路のカーブは避けられません。成功はあなたがどのようにカーブに対処するかにかかっています。