クライアント対談: 言語と異文化コミュニケーションでつながる大切さ-佐々木 愛也子さん

Original Content: Oguzhan Karagözoglu
Translated by Shiho Baisho

今回は、アンソニー・グリフィンニコハチ・イングリッシュの共同設立者である佐々木愛也子氏をお迎えしクライアント対談を行った日本語翻訳版です。言語と文化理解が対人関係を強め、ビジネスの成果につなげ、言語習得へむけた効果的な戦略として重要な役割を果たすことについて、同氏が洞察に満ちた見解を述べています。本対談は動画版「Connecting People Through English and Intercultural Understanding」もございますのであわせてご覧ください。


1. 語学力を通じた人間関係の構築

佐々木愛也子氏は、グローバルな状況では対人関係を強化するために、英語力と文化理解がとても重要であると強調します。私たちは「慣れている事や人と接する方が心地よく、」そして親近感や交流のしやすさを追求するには、共有言語が重要であると強く伝えます。さらにこの共有言語は、心理的安全性、つまり、自己イメージや地位、キャリアへの悪影響を恐れることなく、自分自身を安心して表現できる状態を作る上で極めて大切であると主張します。

またビジネスシーンでは、心理的安全性は、効果的なチームワークやイノベーション、問題解決に不可欠です。グローバル言語として広く使われている英語力と文化的ニュアンスの理解が、このような安心感と信頼感を築く上でいかに強力なツールになり得るか知ることが大切です。チームメンバーが共通の言語で効果的にコミュニケーションをとることができれば、誤解が減り、多様なアイデアや視点が尊重され理解されるようなより包括的な環境が育まれるのです。この状況についてアンソニー・グリフィン氏も深く同意しています。

これらは佐々木愛也子氏自身が国際的なビジネス環境での経験で、言語と文化のスキルがいかに迅速な信頼関係の構築につながるか身をもって体験してきたことに裏打ちされています。異なる文化的背景を理解し、尊重し、共通の言語(英語)で効果的にコミュニケーションをとれることを明らかにすることで、互いの障壁が取り除かれ、信頼の基盤が築かれると彼女は説明します。この信頼関係は、個々の人間関係だけでなく、多国籍チーム全体の結束と成功への鍵なのです。

しかし、文化的なニュアンスを理解することは、言語能力を超える複雑さが伴います。異なるコミュニケーションスタイル、社会的規範、文化から為される異なる価値観、ビジネスマナーなどを理解し、それらに敏感になることが必要なのです。このような意識を持つことで、異文化間交流をより効果的に進め、特にビジネス環境において、人間関係を損なう可能性のある誤解や不快感を与えてしまうことを避けることができると指摘しています。

2. 語学力のビジネスへの影響

続いてこのディスカッションでは、語学力が企業の経営に与える具体的な影響について深く掘り下げます。佐々木愛也子氏は、グローバル・ビジネスにおけるコミュニケーションについて、見過ごされがちな点を指摘します。彼女は、翻訳者の外注や多言語での文書作成など、多国籍企業における言語の障壁に関連する隠れたコストについて詳しく説明し、 これらのコストには、適切な代理店に出会うために費やされる時間やその他リソース、あるいは言語文化の違いが招く取引におけるミスコミュニケーションの可能性などについて改めて強調しました。

さらに、従業員が英語のような共通言語に堪能であれば、ビジネス・プロセスが劇的に合理化されると説明します。なぜなら、より明確で効率的なコミュニケーションが促進され、迅速な意思決定や、異なる部署や海外オフィス間でのより効果的なコラボレーションにつながり、その結果、企業は言語障壁による余分な出費や非効率を避けることができるからです。

またそれだけではなく、英語力がビジネスに新たなチャンスをもたらします。英語で効果的にコミュニケーションできる従業員を持つ企業は、国際市場に参入し、競争する上で有利な立場にあります。より広範な顧客やパートナーと直接関わり効果的に交渉し、広範なグローバル・リソースや人材にアクセスすることができるのです。

これらの利点がもたらす影響は大きいと言えるでしょう。言語の障壁に関連するコストや非効率な点を削減し、英語力によってもたらされる機会を活用することで、企業は財務の健全性にプラスの効果をもたらすことができます。このように、語学研修や能力開発への投資は、長期的に大きな利益をもたらす戦略的な経営判断となるのです。

語学に関するトレーニングの財務面を取り上げ、そのコストとベネフィットを比較すると、ベネフィットがコストを上回ることが多いと伝えます。特に、企業が海外にビジネスを拡大しようとしているのであれば・・マーケットが大きくなるのですから、投資する価値はあるのです。つまり、語学力と企業の市場拡大能力との間に直接的な相関関係があるということです。今回の両氏の対談で特にクリアになった点ではないでしょうか。

3. 多文化な環境における語学学習者へのアドバイス

最後に、新しい言語の学習や、多文化な環境で働く中で困難に直面している人たちへの、実践的なアドバイスについて話してくれました。まず「インプットとアウトプットの両方が重要 」と強調。つまり、言語を吸収し理解すること(インプット)だけでなく、積極的に話したり書いたりすること(アウトプット)を含む、言語学習への包括的なアプローチが必要なのです。

また、言語を習得する上での実践的な使用法と継続的な学習の重要性についてもアドバイスします。実生活の文脈の中で定期的にその言語に触れることが効果的な言語習得に重要なポイントです。この練習は、学習者が文法構造、語彙、発音を自身に定着させるのに役立つだけではなく、様々な状況で言葉を応用する機会を得ることで、理解力とコミュニケーション能力を高める効果があると説明します。

佐々木愛也子氏が、特に日本人学習者に勧めるイノベーティブな方法としては、学んでいる言語で独り言を話すことです。この方法によって、学習者はプレッシャーや他人からの評価を恐れることなく、言葉を練習することができる。一般的に正確さと慎重さを重視する日本では、この練習テクニックは効果を発揮します。独り言は、学習者が考えをまとめたり、新しい表現を試したり、言葉の音やリズムに慣れたりすることができるため、流暢な英語を練習し、自信をつけるために非常に効果的な方法です。

さらに、新しい言語を学ぶには、異なる顔の動きや筋肉の使い方に慣れる必要があるため最初は不慣れで難しいものだと語ります。繰り返し自己練習を行うことで、学習者の筋肉が鍛えられ、時間の経過とともに自然で流暢な話し方ができるようになるのです。前述のトレーニングは、言語要素をマスターするだけでなく、新しい言語を話す際の身体的に訓練する必要がある部分に役立ちます。

同氏のアドバイスは、仕事やソーシャルな場で外国語を使うことへの最初の抵抗を克服するための力強いメッセージとなったでしょう。彼女は「仕事で最初の言葉を発するには勇気が必要です」と理解を示します。だからこそ、このアドバイスは、自分が話せないからと過度に意識したり、間違いを恐れたりする学習者の心に強く響きます。間違いをしてしまうことは自然なことであり、言語習得の道のりで重要な一部でさえあり、まずはさまざまな困難を受けとめることが大切です。コンフォートゾーンから一歩踏み出し、スモールステップであってもコミュニケーションに参加し始めることで、学習者は徐々に流暢さと自信を高め、異文化理解と対人関係を豊かにする道を歩むことになります。

4. 対談を終えて: 言語はグローバル・コネクティビティの鍵

言語と文化理解は単なるコミュニケーションの道具ではなく、多様な背景を持つ私たち人間をつなぎ、より大きな共感と協調性を育む架け橋であることを分かっていただけたのではないでしょうか。言語学習や異文化探求の旅は、単に仕事上の進歩のためだけでなく、私生活を豊かにし、よりつながりのある世界に貢献するためのものでもあることを、再認識しました。今回の対談の内容が、皆さんが継続的な学習の旅を受け入れ、あらゆる交流の中で成長の機会を探し求める励みになれば幸いです。


上の画像をクリックすると、対談インタビュービデオをご覧いただけます。

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